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開会あいさつ 地域包括支援センター所長補佐
1.講演「ケアマネジャーができる難聴対応と介護予防」
講師 合同会社パロール 岸田 晃和先生
【内容】
(1)聞こえについて
・加齢性難聴は、高い音が聞こえにくくなる。ゆっくり進行し、自覚されにくい。耳鳴りがあることが多
い。騒がしいところでは特に聞き取りにくくなる。大きな音は異常に大きく聞こえる。
・聞こえづらいのは、有毛細胞(音を感知する蝸牛の中にある細胞)の数が減るため。
・外耳、中耳の伝音器に問題がある「伝音性難聴」は治療可能。※滲出性中耳炎など
・内耳、聴神経に問題がある「感音性難聴」は治癒不可能。人工内耳でしか治療できない。
・難聴は治らないが、悪化を防ぐことはできる。
(2)補聴器について
・難聴によって音の刺激が伝わりにくい状態が続く→「難聴の脳」
「難聴の脳」にとって日常生活の音は、非常にうるさく不快な音に聞こえる。
・続けること(トレーニング)が大事。続けるうちに脳が補聴器の音に慣れる。
「難聴の脳」→「聞こえる脳」に変換する
・言葉を聞き取るとレーニングも必要。
(3)ケアマネジャーができる対応
・訪問時、テレビの音量チェック
・会話時にトーンを一段階落とす。大声ではなく「低い声、ゆっくり、はっきり」を意識
・筆談用メモをバックに常備
・補聴器相談医リストを作成
・サービス担当者会議で共有:聞こえの配慮事項をケアプランに記載し、チームで共有
【質疑応答】
Q:他職種に向けた研修会の開催について
A:中予では介護職対象で開催している。市民対象研修会は徐々に広がっている。
Q:デイ利用者でケアマネとしてできる対応について
A:環境調整をデイサービス職員へ相談する。先天性難聴の人は雑音のある環境は難しい。
Q:難聴について
A:右麻痺で聞き取り困難者は「失語症」、左麻痺で聞き取り困難者は言語野の問題ではない。
「難聴」とは、外耳道、中耳道、内耳道などの聴神経に問題があること。聴神経の先に問題がある
場合は、難聴とは言わない。
Q:耳鼻科受診へのつなぎ方について
A:原因を探る必要性を本人ご家族へ説明することが大切(伝音性と感音性難聴の違い等)
2.重度化予防の取り組みについて 地域包括支援センター
3.情報提供
・市立宇和島病院における病床数の適正化について 市立宇和島病院
4.実施後アンケート結果(抜粋)
・難聴の原因を探るために、まずは耳鼻科受診を勧める事や、難聴と認知症の違いの見分け方として、文
字で見せて理解できるかどうか等、アセスメントやプラン作成に生かしたり、対応として取り組みやす
い。
・補聴器と集音器の違い、補聴器導入の進め方、訪問時の気づきと助言の仕方、自分の振り返りができ
た。次からの訪問で活かしていきたい。
・アセスメント時には、適切な環境で正面から、低めの声で、ゆっくり、短くの話し方の4原則を意識し
て行いたい。また、利用者の対応が認知機能の低下によるものか、難聴によるものかを見分けをしっか
りと行なっていきたい。
・原因をもっと追求するようにしたい。難聴だからと諦めずに、意欲的に過ごしていただくためのプラン
を作りたい。
・年齢別の聞こえを体験して実感する事ができた。
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