内 容 |
13:30 開会 地域包括支援センター 部長 横山泰司
13:35 テーマ「身寄りなき時代の職種連携のあり方とは~
『身寄り問題にアプローチするガイドブック』から学ぶ~」
講師 佐藤 もも子 先生(公益社団法人長野県社会福祉士会 身寄り問題検討プロジェクト)
≪講義1≫
1.「身寄り問題とは?」
●ガイドブック作成の動機・・・社会福祉士会で困り感があったため。
●身寄りのない方とは・・・身内がいても、支援が受けられない人。
●身寄り問題の社会的背景、身寄り問題とは何か
・住まい、入所、医療の方針の決定、死後対応
・身寄りがないことで起きてしまう、様々な問題のことを「身寄り問題」と言っている。
・本人に問題があるわけではない。社会側の問題である。
・様々な人が、どの人も課題を抱えうる。
・「身寄りのない人」も、「権利」が平等に守られているか、使えているかがポイント
・権利擁護の問題で、普通に、自分らしく、みんなと暮らすという、当たり前の生活を守ること、
だれもが自ら対応していること。
●障がい者権利条約・・・「他の市民との平等性」を訴えている。
2.身寄り問題にアプローチするガイドブックから
●「身元引受人」は法律でうたわれていない。
●成年後見制度~成年後見人ができないこと~
事実行為、保証人、医療行為の同意、身体拘束の同意など
●想定される困難
①連帯保証と住宅確保に関する事
②施設入所に関する事
課題:保証人がいないからと言って、断ることはできない…と決まってあるが、断る現状がある。
役割を担って解決するため、問題を解きほぐして、「役割分担シート」で明確にしておくこと
多機関で解決していくこと
③医療の方針の決定に関する事
ACPとソーシャルワーク
最終段階における決定は本人にしかできない
④死後対応に関する事
グループワーク1:「事例を通じて、身寄りのない人の支援チームを考える」
■事例を使って、身寄りのない人の支援チームと役割を考える
*ワーク1に記入
≪講義2≫
「ガイドライン作りと政策の動向」
・ガイドライン作り
・国の政策動向
P34 支援する人のためのルール作り
グループワーク2:「身寄りのない人の職種間の連携と今後必要な取組み」
*ワーク2に記入
15:23 まとめ
●私ができること
・自分を整えること
ACPをしておく、「自分の死後対応」の計画を立てて準備しておく、人とのつながりを大切にして
おく
・「私」ができること
地域社会の一員として支えること
●支援のポイント
・権利擁護の視点
・役割分担
・早期の対応を
●質疑
所長)社協との連携について
回答)
専門の人と役割分担をすること
もう少しのところをお願いしながら(痛み分け)、弁護士とは委任契約しながら
誰にお願いするのか?という機能
民間、社会福祉法人、社協、行政等
15:30 閉会
【担当者所感】
・予想を超える様々な職種の参加があり、具体的なテーマにしたグループワークも時間が足りないと感じ
るほど各グループで盛り上がった。
・講師の佐藤先生には、何度も打合せして内容をブラッシュアップしていただいたことで、具体的な意見
が出せるグループワークになったと感じる。今ある資源の中で、多職種が取り組めること、課題感を共
有できたという感想が多くあった。
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