| 概 要 |
1)R6事例実績報告 資料参照
助言が改善→事後訪問へつながった事例の紹介 事例No.10
2)「自立支援・重度化予防のための地域ケア個別会議」の積み重ねによりみえてきた課題
■助言者が考える地域課題は以下の通り
【薬剤師】
- 外出の機会、集まる場所への課題がある。場所なのか、行く方法が課題なのか? その課題が一番あるのでは。
- 服薬上の問題はなかったよう。自分で管理する人が多い印象。
【理学療法士】
- 通所系介護サービスを利用している人は、運動できている人が多い印象、やる気がある
- 地域の課題としては、資源を教えていただいたので、多くのケアマネや利用者が知らないことが多いのではないか、繋ぐ必要があるのではないかと思う
【歯科衛生士】
- サロンなどの集まる機会などで、専門職からアドバイス受ける環境があれば良いとあるが、来る手段とかあれば、歯科衛生士会としてはお手伝いができるのではないかと思う
- 意欲のない人へのアドバイスが(歯科への受診や、口腔体操など)難しい
- 食事している状況、お口の環境が分からないことがある(義歯? 使っている? 噛めるか飲み込めるかは分かることもあるが…)。どのように伝えれば良いか悩むことがある。入れ歯の情報が欲しい。
- 歯科受診を毎回勧めているが、本当に行っているか?分からない。連れて行ってくれる人がいるのか?
- 歯が残っている分、歯の病気になりやすい
- 行けれる状況なのかどうか分からないところが、アドバイス上の課題
【保健師】
- 外出が困難や交流がない人が多い印象。集まる場があっても、行けない人が多い印象。来てもらうことを好む人がいることも多い印象だった。
【管理栄養士】
- 食事に関しては、嗜好があるので、アドバイス難しい。現在の状況(咀嚼できるか、1日何回食べれているか、時間は)などの把握ができていると支援しやすい。
- モニタリングで訪問したことあったが、食事がきちんと摂れている人は良くなることある。
- いろんなことが食べることに繋がっている。
- できる範囲でお手伝いしたい。
【主任介護支援専門員】
- 移動手段と集まる場所については、ずっと課題。端の地区ほど大きな課題。
- 地域でこじんまりした少人数での地区の集まり、交流できる場、話ができる場。そんな集まりの中心になれる人を探すこと必要。
専門職の得意分野で出向いて話をし、住民が話を聴く場が必要。
- 歯科に関するアセスメント頑張りたい。
- 地域ごとに出かける場所があれば、提供している。家からまず一歩出ることができていない。
- 個人レベルでは難しいくて、大きな場で話をして欲しい。
【SC(生活支援コーディネーター)】
- 移動の問題は大きい。行く場所も作ること必要。諦めないような移動の手段があると良いと思う。
- 歯科受診の意識が低いかたへのアプローチ難しい。集いやサロンで、歯科受診への意識を普段から高めておくと良いと感じる。
- 集いの場や受診に行けないことが課題。SCだけではなく、市の他課にも相談している。
- 場に出てこれるように、事例を通じながらひとつ対応してみることから取り組めたら良いかと思う。
- 地域の居場所はたくさんあるが、どんな人でもOKなわけではない。
- 地域の皆さんと食べたい人への、実際のアドバイス、物価高騰のせいでメニュー作りも悩んでいる。そんな方への橋渡しができると良い。
■まとめ
地域ケア個別会議で見えてきた課題:
1.外出や移動の課題
- 地域資源や集まりの場はあるが、「移動手段がない」「場所が遠い」「情報が知られていない」などの理由で利用しづらい。
- 外出や集まりの場を作るだけでなく、アクセス手段の提供が必要。
- 特に高齢者や意欲の低い方々に対応することが課題。
2.歯科受診・口腔ケアの課題
- 歯科受診への意識が低く、受診を勧めても実際に行動に移しているか不明。
- 義歯の使用状況や口腔環境が把握できないことが支援を難しくしている。
- 集いの場を活用し、専門職からのアドバイスを受けられる環境作りが必要。
3.食事・栄養に関する課題
- 咀嚼や食事状況の把握が不十分で、適切なアドバイスが困難。
- 食事が健康の基盤であるため、栄養管理が重要。
4.地域資源の周知と活用
- 地域には活用可能な資源があるが、多くの人が知らない。
- 専門職と住民を繋ぎ、情報提供の仕組みを作る必要がある。
5.地域交流の促進
- 小規模での交流の場を作り、住民同士や専門職との繋がりを増やすことが重要。
- 誰でも参加できる居場所や「地域のリーダー」が必要。
専門職の視点からの意見:
特に「地域の情報の共有不足」「個々の意欲の低さ」への支援の必要性を強調。
総合的な方向性:
「食事・口腔ケア・移動手段」を基盤にした健康の維持を目指し、地域資源を活用した仕組み作りと住民同士の交流が重要。
3)次年度へ向けて 意見交換
①事例対象者の選定基準について
・介護度は基準なしとする
移動や食事で困っている人
重度化予防としてケアマネが必要だと感じる人
・認知症自立度Ⅱまで
服薬に関するアドバイス必要と感じる
うつや精神疾患を除かなくても良いかどうかは検討
本人の意向なのか、支援者の意向なのかを知っておきたい
⇒松山市では「ちょいそこ」で乗り合わせを実施していて利用者増加している。
自立支援の目的というよりは、支援者へのアドバイスになるかも
重度化防止という目的で言うと、要介護の人へのアドバイスは地域課題の種は出にくいかもしれな
い
②開催頻度
事務局案)2か月の1回の頻度で開催
理由:モニタリングを重視したい。行動変容に取り組んでいきたい
⇒6月開催だとありがたい
事務局案に賛同頂く。
R7年度も、改めての評価会は開催しないため、次年度の計画については本日の意見を参考にしながら、事
務局で検討することとする。
次年度以降の実施について、マニュアル修正し、関係者へ周知予定。 |