| 概 要 |
1.開会
2.研修会
テーマ:「認知症看護(認知症の方への対応方法)」
講師:県立南宇和病院 認知症看護認定看護師 福島 真紀氏
■認知症の進行に伴う日常生活機能の低下
- 排泄・食事ができなくなったら、認知症が進んできたと思って良い。
- 頻尿の原因は多様。
初めにエコーで残尿を確認し、蓄膿障害なのか、尿排出障害なのか確認する。
看護をしている私たちが気づいてあげないといけない。援助方法は様々。
- 疾患が疑われない場合、怒られたなどのトラウマによる心因性頻尿の可能性がある。丁寧に本人と話してみることが大切
- 「言った、言ってない」と本人と話してもだめ。すっきりしたかどうか、安心感を与える声かけを。
- 排泄行動の手順が分からないのか、場所が分からないのかアセスが必要。動作のなかでできないことを援助する。
- 治療薬の作用
現在の下剤でどのくらい便が出ているのか確認する。アリセプトの副作用による頻尿である場合もある。
■食事に関する困りごと
- 低栄養⇒フレイル⇒認知症進行
- 食べてくれないときこそ、みんなで話し合う必要がある。
- 嚥下障害を起こした患者に無理矢理食べさせると誤嚥性肺炎になる。
- 事前に家族と相談。どこまで栄養を望まれるか。ACPを。
- CDR(臨床認知症評価表)をとり、医師に相談を。
- 睡眠がとれていない場合
昼間の活動を促す。窓際にベッドをおいて外出する。
- 次何食べたいか、本人のペースを確認しながら。
- 過活動せん妄と低活動型せん妄
低活動でも同じせん妄。早く離脱できるよう支援を。
- 亜鉛不足で味覚障害となり、摂食困難になる。男性に多い。
「味がしないのでは?」と声かけを。
■暴言・暴力に関する困りごと
- いつもと違う言動があった場合は、まずは身体状況を確認。バイタル・データを確認するなど。
- BPSDも定量的評価ができる。前後関係・変化の確認を。
- 身体的要因、環境的要因、心理・社会的要因の3つを取り除くように。
- 本人は暴力に至る前に不同意メッセージを出している。そのあと、BPSDになる可能性がある。そうなる前に早めに手立てを。
- 急性ストレス反応をするが、程度は人それぞれ。
- 職員のケア
きちんと休むことが大切。
自分に負荷をかけない。
業務量を減らす。
早めに帰る。
上司なら何か手立てを。
マニュアル作り。
- 栄養士や薬剤師などチームアプローチで対応する。
■愛南町の取り組み
- 病院と行政との距離感が近い
○病院での取り組み
OLDによる評価
本人、家族の意向確認
退院後の訪問指導
「つなぐ・つながるミーティング」の実施
毎週水 医師、看護部、CM、包括職員など
| 看護部・地域連携室が中心となって、地域のケアマネージャーさんやヘルパーさんたちを含む多職種で入院患者さんや在宅患者さんについて相談・検討する会を毎週院内で開催している。
早期退院支援。医師から画像を見ながら話せる |
○行政での取り組み
初期集中支援チーム
作業療法士も
二か月に一回実施
谷向先生にはいってもらう
- OLD初期認知症兆候観察リスト
これを役場にも共有している。
- 病院・行政だけではできないことをお互いに共有。
認知症があるから~しなければならない、支援が必要と考えなくてもよい。
本人は経験、自信をもっているため、過度の介入は不要。
みんなで知恵を絞り、できることから始めよう。
3.認知症ケアリーダー連絡会「連絡事項」
- 凝縮された内容だった。
- 事例を前もって提出し、助言をいただけた。
研修内容についてスタッフに知らせて明日からの業務に生かしたい。
- 患者一人一人をアセスメントしていきたい。
- アセスメントの大切さを学んだ。
- 食事支援はどこの病院もしているのだと感じた。それから先のことをさらに学習していきたい。
- BPSDで入院してくる患者のアセスメントができていない。
- 「認知症患者」でくくらずに、背景や身体疾患をアセスメントする大切さを実感。
- 正解はない。トライアンドエラーをしていきたい。
- 病院と施設は異なる。病院となると治療が優先になってしまう。「認知症だから…」となおざりになってしまう。原因疾患の治療が終わってから認知症の対応を始めるのではなく、同時進行でしていくことが大事。残尿確認はしているが、それでもくみ取れないことが多い。ここで学んだことをいかに病院スタッフ内で落とし込むかが大事。
(事務連絡)
1.1/31 市民公開講座「人生の最期をどう迎えるか?」
2.2/23 オレンジランプ映画上映会&対談講演
3.3/28 市民公開講座「MCI・認知症に備える」
4.閉会
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