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令和7年度 第1回宇和島市認知症施策推進部会

日 時 令和7年6月17日(火)18:30~19:50
会 場 宇和島市役所 701会議室
参加者 委員6名、包括6名  計12名
概 要 【令和7年度認知症施策について】 1)認知症初期集中支援チーム(検討委員会) 初期集中支援チームの事例について具体例を教えてほしい。また、ケースが多い中どのように事業につな げていっているのか? →(事務局)事業対象にした目的:家族の負担が大きいケースで負担軽減のために介入。家族から本人が   今どのような状態にあるのかをサポート医(専門医)から聞きたいとの希望あり、初期集中につなげ   た。 2)宇和島市認知症診断費助成事業(令和6年度実績:26件) 認知症診断費助成事業について、受診後の支援の「その他」の詳細は? →(事務局)死亡ケースや元々ケアマネからの支援を受けている方が申請をするケースがあり、ケアマネ   に対応を返しているケースもある。 3)認知機能検査事業(新規事業) 昨年は試行的に1件、今年度1件実施。2人ともしっかりされていたのでしっかり検査できた。2件とも包 括の同行がありスムーズにいった。実際に稼働したのち、課題が出てくる可能性あり。  ・検査結果の伝え方、声かけの仕方についての助言   「落ちてますが、年のせいかもしれません。困っていることはありませんか?」   「正式診断ではない。あくまでも繋ぎである」ということを明確に伝えておくことが大切。  ・受診同行(かかりつけ医との連携)について   かかりつけ医を飛ばすことは良くない。専門医へ紹介してもらいたいことを伝える。事業概要の説   明、かかりつけ医に行く場合があることなど。そのアナウンスを医師会を通して説明するのが良い。   例えば、専門医への紹介がしやすいように、「これを見れば紹介状が書けるような文書(専門医の名   称等をあげたもの)があれば良い。  ・かかりつけ医から認知症疾患医療センターへ紹介状で繋がるケースあり。 4)認知症普及啓発事業 ●9月世界アルツハイマー月間  認知症に係る事業の告知について  Ⅰステップ1(MCI予防:オレンジちらし)  パフィオの講座5回実施予定。(定員50名)チェックシート、減塩レシピを継続。ファイブコグ、ニン  テスト・TDAS。  Ⅱステップ2(生き活き教室:緑ちらし)  鳥取を参考に。7月にプログラムについて米子に確認に行く予定。8月スタート予定。  Ⅲアルツハイマー月間  包括と共同で実施予定。(9月実施分の講座を特別枠で設け、ニンテストの費用を包括負担。)    (事務局)今年度、愛媛県が実施する認知症施策があればご紹介願います。 →令和6年度と事業内容変わりなし。県としては.認知症施策推進基本計画の策定を進めている。アンケ  ートや認知症カフェの巡回での聴き取り等を実施し、当事者の声を聞く方向性。 ●認知症お役立ちノートの改訂 (事務局)ケアマネの利用者は在宅生活する方が対象と思いますが、在宅生活する認知症の方の生の声を 認知症お役立ちノートに反映させるため、認知症高齢者特有の困りごとやそれの対応や、周りの家族が気 を付けていることがあれば教えてください。 →ここで暮らしたい、役に立ちたい、おいしいものが食べたい、といった声が多い。食べることに関して  は欲求として強い。困り事については、忘れる。認知症の認識のない家族に何か頼まれても実行でき  ず、ジレンマを抱える。排泄が生活自立、外出可否のライン。家族も心が折れる。介護するパートナー  の苦労。物を盗られたといった妄想。  近隣の方からの声かけで帰宅することもある。 (事務局)日々の行動変容や生活環境の見直しにより、認知症予防につながると言われています。保険健 康課の取り組みを踏まえ、食生活や運動、生活習慣などの記載に追加する内容等はございませんか。 →保険健康課・・・健康作り、重症化予防中心。 ・p.8 「検診を受けましょう」という点について追加するのはどうか。まずは自身の状態を知ることが  大切。保健師・栄養士が一緒に特定保健指導にて行動変容へつながる。 ・宇和島市の課題である高血圧対策に力を入れている。のぼりでも啓発。レンタルで血圧計配布。血圧手  帳の配布もしている。旬の野菜カレンダーも配布。減塩商品購入可能箇所の一覧を配布。津島町が高血  圧多いエリア。3カ年でモデル地区に指定している。 ・項目「口腔ケア」・・・歯周疾患検診 を追加 ・項目「運動」・・・うわじま歩ポ。追加するほどではないかもしれないが、啓発の一つとしてはあり。 ・p.13 地域資源・・・保険健康課の事業ではないが、子ども食堂は資源にならないのか?高齢者もいる  ので入れても良いのでは? →(事務局)生き活きうわじまlifeへの掲載を検討。 ・p.15 善家医院は閉院、石川脳神経クリニックは開院。 →(事務局)来年度初めの改訂をめざして修正していきたい。 5)認知症カフェ(出前カフェ)  ケースの選択方法は?どのように入っていくのでしょうか? →(事務局)既に関わっている人で物忘れが少し気になる方。民生委員などにも声かけしながら。ガイヤ  体操などを起点にするなど考えている。 (事務局)認知症本人の声を事業にできうる限り反映したいと考えていますが、現場に携わっている委員  から何か本人の声を聴くためのアドバイスはありませんか? →本人の声を事業に反映させることはとても大切。自分も病院で仕事をしているため、当事者が困ってい  るというより、周囲の人が困って来院するケースが多く、つい家族の話を聞きがち。  出雲パール高橋先生「まずは本人に声かけすることだよ。」と言われている。  信頼関係がないと本人は本音を話してくれない。本人は常に忘れる事での不安、孤独を感じている。  そこを理解しつつゆるり感、自然な形で本人と話す姿勢で聞くことで事業に反映させることができれば  と期待している。  (事務局)包括においては、若年性認知症の相談が昨年度1件だった。認知症疾患医療センターに何件  でしょうか?その対応であったり、具体的にどう支援に繋げられていますか? →令和6年度、初診3件(内2件はアルコール関連)。1件は松山で診断を受け、実家のある宇和島へ帰  省した方。入院中に介護申請し、訪問看護利用。身体状況悪化し、入所を検討している。  若年性認知症と診断され、通院している患者は10人程度(あくまで宇和島圏域)。県の若年性認知症  コーディネーターへ繋ぎ、にじいろの会(ていれぎ荘)を紹介しているが、遠距離のため実績は不明。  谷向先生が来る際に、普段の通院と併用して受診する方もいる。   (事務局)認知症の新薬について貴院で処方しているか、近隣で処方されている病院はあるでしょうか? →レカネマブもドナネマブも宇和島での治療実績なし。南予では大洲で治療できるようになる、と聞いて  いる。今のところ、うちの病院で新薬の治療を受けた患者はいない。 →若年性認知症について、割合的には宇和島で2人くらいか。10万人辺り50.9人の割合。 →・県立医療技術大学で認知症の講座を開いている。検査技師の講座。3年間のスパンで、認知症や病気  などについて、学生のうちから教えることで学生の変容を確認する予定。 →・国立長寿医療研究センター 荒井秀典 理事長  認知症早期発見・早期介入実証プロジェクト研究(J-DEPP) →まもなく行政へ自治体向けガイドラインが出てくる見込。 【その他】 ・「父と僕の終わらない歌」厚生労働省タイアップ映画周知 ・介護職員初任者研修の紹介